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「セルフケア」「自分の世話」が苦手な僕が「美容」を始めたら見える世界が変わった

「男らしさ」が邪魔をしていた

VOCE」で連載中のマンガ「僕はメイクしてみることにした」は、「男性の美容」を取り上げた人気作です。同作で原案を務める鎌塚亮さんは、30歳をすぎてから美容を始め、世界を見る目が変わったといいます。気付いたのは、自身の圧倒的な「セルフケア」不足。鎌塚さんが「男性のセルフケア」について、自分の経験を振り返って考えます。

セルフケアの発見

お酒に弱くなる。二日酔いが抜けない。増えた体重が減らなくなる。自分では変わっていないつもりでも、写真で見ると老けている。健康診断の結果が悪くなり、あわてて脂っこい食事を減らす。禁煙、禁酒のしどきだろうか。観念して、ジム通いでも始めるか。それにしても、一体何から手を付ければいいのだろう……。

「僕はメイクしてみることにした」より(C)糸井のぞ・鎌塚亮/講談社(以下同)

30歳を過ぎて、セルフケアの必要性を感じる男性は多いと思います。私もそうでした。社内の飲み会で酔い潰れてしまい、翌日は寝坊。自分はもう20代ではないと実感したものの、何をどうすればいいのか分からない。酒とタバコだけではストレスの解消もできず、心身のメンテナンスについて根本的に方針を転換する必要がある。そこで初めて、私は自分がセルフケア——とりあえず、自分で自分を気にかけて世話をすることと理解してください——について無知であることに気づきました。

 

そんな「セルフケア(の欠如)の発見」をきっかけに気がついたのは、同じように悩む男性がたくさんいることでした。どうやら、男性はセルフケアが下手なことが多いようなのです。私自身そうだったので分かるのですが、そもそも身体に対する感覚が鈍い。真夏にスーツを着る、真冬にリップも塗らない、風邪を引いても出社する。痩せ我慢が美徳で、身だしなみは軟弱とされるなど、「ケア=男らしくない」文化さえあります。ようするに、休むのも自分の世話をするのも下手なのです。

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