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「45歳定年」時代に備えよ!「40代でFIRE」を目指すシミュレーション【3人家族編】

経済的に自立し、アーリーリタイアを果たす「FIRE」という生き方が、世界中で注目を集めている。人気ブロガーで著書『今日からFIRE! おけいどん式 40代でも遅くない退職準備&資産形成術』(宝島社)を出版した「おけいどん」こと桶井道さんは、47歳にしてサラリーマンを卒業、築き上げた資産約1億円とともに「FIRE」を達成したという。

最近では、サントリーホールディングスの新浪剛史社長が「45歳定年制」について発言し、波紋を呼んだ。実際に、40代で「FIRE」することは可能なのだろうか? 桶井氏がシミュレーションを試みた。本記事では、3人家族のケースを取り上げる。

なお、生涯独身のケースは〈パナ、ホンダ…「早期退職」相次ぐ時代に「40代でFIRE」を目指すシミュレーション【生涯独身編】〉で解説する。

波紋を呼んでいる「45歳定年制」

サントリーホールディングスの新浪社長が、「45歳定年制を敷き、個人は会社に頼らない仕組みが必要だ」と述べられたことが話題になっています。

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少し遡れば、2019年4月に、経団連の中西会長から「企業が今後終身雇用を続けていくのは難しい」旨の言及があり、2019年5月にも、自動車工業会の豊田会長から「終身雇用を守るのが難しい局面に入ってきた」という発言がありました。

一方で、法的には、高年齢者雇用安定法により、60歳未満の定年は禁止されています。かねてから65歳雇用延長が義務とされていますが、さらに、2021年4月に70歳までの就業確保措置が努力義務とされました。よって、45歳定年制は現行法の下では不可能です。

しかしながら、実際には、大企業に所属する40代、50代のサラリーマンが「希望退職」なるリストラに遭うニュースを聞きます。大手企業ですらそれが現実なのです。そして、企業に残れても、かつてはなかった「役職定年」なる制度が設けられ、50代サラリーマンは賃金カットされる時代です。私が勤めた会社でも、55歳で賃金20%カットでした。

2020~2021年には新型コロナウィルス感染症によって企業の倒産や雇用不安が起きています。

このように昭和・平成に比べると雇用は不安定になり、また少子高齢化・人口減少のなかでは公的年金にも大きくは頼れなくなりました。かつ、寿命は延びて人生100年時代となり、「長生きリスク」なる長生きを否定的に捉える言葉すら出現しています。

今回は、「45歳定年」の話題をきっかけに、このような時代背景のなか、サラリーマンが45歳でFIREできるのかどうかについて考察します。

本記事では夫婦と1子の3人家族についてシミュレーションしていきます。生涯独身のケースについて知りたい方は【生涯独身編】をご覧ください。

 

入社3年目(25歳)のサラリーマン(男性)が、今から20年間かけて資産形成するのが今回のモデルケースです。途中、31歳で結婚(厚生労働省「人口動態統計」によると、2020年における男性の平均初婚年齢は31歳)し、1子をもうけ、奥様は2年間の育児休職を経て、同じく45歳まで働くものとします。

果たして45歳でFIREできるのかどうか。私は可能性があると思います。実際に、私は年収が400~460万円程度の平均的なサラリーマンでしたが、労働+節約+貯蓄+投資の歯車を回し続けることによって、47歳でFIREしました。

全く労働しない「フルFIRE」とはいかずとも、45歳以降もアルバイトや在宅ワークなどで労働する「サイドFIRE」であれば、ハードルが下がるのではないでしょうか。私も、好きなことを仕事にして稼いでおり、「フルFIRE」と「サイドFIRE」のちょうど間のような生活をしています。

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