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経営者×一流アスリートが語る『One Team』を強くする個人のマインドセット

株式会社オカムラ 中村雅行社長×福岡堅樹氏 特別対談

「真似+自分らしさ」でセンスを磨く

榎戸:中村さんは今のお話もお聞きして、個の成長について、どのようにお考えですか。

中村雅行さん(以下、敬称略):高い目標を持って、まずチャレンジすることができるかどうかが重要だと思います。ビジネスの成功の要因って、「経験」と「知識」とそれから「ビジネスセンス」の掛け算だと思っているんです。

株式会社オカムラ 中村雅行 代表取締役 社長執行役員

経験と言っても、成功ではなく「失敗の経験」を自分の糧にするという意味です。また知識というのはセオリーを知っているかどうか。それに加えて自分の持っているビジネスセンスを磨けるかどうかが非常に重要で、この3つの掛け算が「個を強くする」要素だと思っています。

ビジネスセンスって、持って生まれたもののような雰囲気がありますが、自分で磨けると考えていて、たとえば料理人の世界では、先輩は味付けを教えてくれないけど盗めと言いますよね。それはまず人の真似をしてみて、その上に自分のなりたいものを足して、初めてそこにセンスが出てくる。「こんな人になりたいな」と真似すれば良いと思うんですけど、その努力をするかしないかが非常に重要なことだと思います。

榎戸:福岡さんは今のお話を聞いていかがですか。

福岡:スポーツにおいても、共通するところがあると思います。自分自身も世界のトッププレイヤーのプレイを見て「こういうプレイができたらいいな」と思っていました。ただ、ある程度は能力や適性があると思うので、しっかりと自分ならどういうプレイができるのかということを客観的に見て、自分らしいプレイを磨くことができれば、それが最終的には自分のラグビーセンスにつながると思うので、その繰り返しです。自分のなかで落とし込むということがすごく大事なのかなと思います。

榎戸:先ほど、中村さんはビジネスとしての経験は失敗の数だとお話がありましたけれども、だからこそ、チャレンジしていかないと失敗の数は増えませんよね。

中村:そうですね。人間誰しも失敗しようと思って失敗するのではなくて、成功しようとして失敗するので、成功することを描きながら、失敗してしまうのはなぜなんだろうということを、振り返りながらチャレンジしていくことが非常に重要です。その積み重ねで、個が強くなっていくんじゃないかと思います。スポーツもビジネスもまったく同じですよね。

前編の記事はこちら
■テーマ:組織の成長を支えるOne Team論
・経営者×一流アスリートが語る「One Team」
・チームで“1枚の絵を見る”大切さ
・ラグビーと経営、One Teamづくりの「共通項」

【プロフィール】
中村雅行 氏
株式会社オカムラ 代表取締役 社長執行役員
1951年生まれ。早稲田大学理工学部卒業。1973年岡村製作所(現オカムラ)入社。設計施工管理部長、経営企画部長などを歴任。1996年取締役、2001年常務取締役、2007年専務取締役を経て、2012年代表取締役社長、2019年より現職
【プロフィール】
福岡堅樹 氏
元ラグビー日本代表、順天堂大学医学部医学科
1992年生まれ。5歳からラグビーを始め、2016年より、パナソニックワイルドナイツとプロ契約、同年7月にはリオデジャネイロオリンピック7人制日本代表に選出。2019年ラグビーワールドカップ2019の日本代表。2021年に現役引退後、現在は医療の道を目指す