子どもの両親はあくまで元の両親

あ、あと、これは全然違う! と思ったのは、日本だと、子持ちの人とお付き合いする場合、もしかしたらいずれは相手の子供の父になる、とか、母になる、とかを一番に考えて「子持ちの人と付き合うって大丈夫? その子の親になれるの?」なんていう会話がすぐさま聞こえてくる感じですが、こっちは、父親/母親はあくまで血縁の両親、再婚相手は両親のパートナーであり「新しいパパ」「新しいママ」という位置づけにはなることは稀です。なので、よく言えば、何度も離婚結婚を繰り返しても子供は混乱しない感じです。新しいパートナーと子供とうまくいくといいな、子供が相手のことを好きになってくれたらいいな、とは思うけど、この人いいパパになるかな、とかママになるかなとか考えるのは逆にすごく不自然に感じる人が多いようです。

以前の結婚相手の子と、現在の夫婦の元に生まれた子が同じようなきょうだいとして育てられることがないというわけではないが、基本的には「もともとの両親が両親」「後から結婚した人は親のパートナー」という認識が強い(写真はイメージです) Photo by iStock
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と、まあ、そんなわけで、この彼は元妻と交互に子供と同居(アメリカではこれをコペアレンティングといいます)をしているお父さんでした。ただ、以上のような経緯があり、「同年代の子供がいるからわかるー!」とか「シングルペアレントだからわかるー!」というような共感ネタはほぼありませんでした。とにかくマッチョなタイプで、弱音は吐かないけど文句は多い。なので、私が「子供が思春期で大変」と言っても「うちの子は素晴らしい。よくできた子だ!」と返ってくるし(これ、アメリカあるある)、「シングルペアレントも子供に集中できて良いところもあるよね」と言うと「元妻があんなこと(離婚)を言い出さなければこんなことにはなってなかった」とか、なんとも噛み合いませんでした。

彼は結婚生活に全く不満がなかったようで、それが、元妻の忍耐の上に成り立っていたとは1ミリも考えた事がなかった、という感じでした。それでも、社会学者、ということもあり、話は面白いし、私の話を興味を持って聞いてくれる部分もあったので、チャットはスムーズに続いていました。

そしてこの彼、ニューヨーク在住とあったのですが、私の住む都市部からは車で4時間ほど行ったところにあるイサカといういわゆる学園都市に住んでいました。遠い……しかし、稀に見るイケメン……強いて言えば、ジョン・カビラ的な……そして学者(理屈っぽいのに惹かれやすい傾向あり)、4時間なんてなんちゃないぜ! 日本とアメリカでの遠距離も経験済みだし、高速バスもあるみたいだし、頑張るぞ! と張り切っていました。ただ、距離もあるし、子供のスケジュールがあるし、で、そう焦らずに2週間ほどチャットをして、会ってみたい! という話をしました。なんと言っても、その前が超潔癖症、その前はスキャマー、その前は前科持ち……。焦りはしませんが早めに会っておいた方がいいのは確実です。やはりフィジカルなコンタクトは、何よりも早いのです! 百聞は一見に如かず!