〔PHOTO〕iStock

70歳で老人ホームに入った女性が入居を大後悔…500万円を失い「2年で退所」したワケ

A代さんは80代まで一人暮らしを続け、生活が不便になってからも高齢者施設に入ることを拒否、まわりに人を寄せ付けなかった。しかし……。

【前編】「85歳母親「老人ホームに入らなかった」せいで老後生活が崩壊…お金をケチった子供たち招いた悲劇

家はゴミ屋敷状態に

A代さんが頑固に「まだ、大丈夫」「家にいたい」というのを、子供たちは自分に都合よく解釈した。まわりの心配を無視し、現実を直視することなく「本人が言うから大丈夫だろう」と放置した。ひとり暮らしを続けてくれれば大してお金はかからない。

とくに90代になってからの生活は悲惨だった。手押し車を押して自力で買い物はできたが、一歩家に入れば、ゴミの分別ができないので缶や瓶が散乱し、掃除はしないので汚れ放題、垢じみた服は脱ぎ捨てたまま、お風呂はほとんど入らず、冷蔵庫は賞味期限切れのもので一杯の状態。晩年まで確かに自由で自立していたが、とても人間らしい暮らしではなかった。そして、やっと子供たちが介護認定を受けさせ施設に入ったのは死ぬ一年前だった。

〔PHOTO〕iStock
 

この例のような「遅過ぎた介護」は、本人が介護を受け入れる覚悟がなかったのが一番の原因だ。自分で家事や介護を無償で担ってきた人は、一般的に家事や介護に対する評価が低い。家族が無償で家事や介護をやるのはアリだが、他人にお金を払ってやることではないと思うようだ。

関連記事

編集部からのお知らせ!

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/