寺田心、声変わり中の天才子役が「モンスター性」を失わないために必要なこと

そろそろ未来を考えなくてはいけない
宝泉 薫 プロフィール

かと思えば、まだくすぶることなく、子役的なモンスター性を極め続けているのが芦田愛菜である。いくつになっても実年齢よりも大人びたイメージを維持することで、別格感をかもしだしている。

中2のときには朝ドラのナレーションを史上最年少で務め、中3では「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」に着物姿で出席して祝辞を述べた。すでに吉永小百合みたいなポジションに到達。もはやモンスターより神を感じる人もいるかもしれない。

一方、男性の子役出身タレントのなかには、坂上忍のように別な意味でモンスター化した人もいる。こちらは「神様」ならぬ「俺様」キャラのワイドショーMCとして活躍中だ。ただ、寺田が坂上みたいになる未来は想像しにくいし、あまり想像したくない。

ここはやはり、神木隆之介あたりを参考にしてほしいところだ。というのも、寺田の今回の主演映画には神木も教師役で出演。じつは同じ三池監督が撮った「妖怪大戦争」(2005年)の主役が当時11歳の神木だったのだ。

映画「妖怪大戦争」HPより

今のモンスター性がなくなっても…

神木もその時点で、天才子役としての評価を得ていたが、その後も挫折することなく、今では多彩な引き出しを持つイケメン俳優として揺るぎない地位を築いている。

 

そのキャリアのなかで、特筆したいのが「サマーウォーズ」「借りぐらしのアリエッティ」「君の名は。」といったアニメ映画での声優ぶりだ。これがモンスター性をそれなりに保ちながら大人の役者になっていくうえでのプラス要素になった。声で世に出た寺田にとっては、ヒントにできるのではないか。

関連記事