2021.09.21
# 広告 # エンタメ

THE FIRST TAKEが「広告賞」を次々受賞…そのウラで「広告業界」に起こっている重大な変化

難波 功士 プロフィール

「広告」から「クリエイティビティ」へ

まず今年の3月にSpikes Asia 2021にて、THE FIRST TAKEはブロンズ(銅賞)を獲得しました。「カンヌライオンズ日本公式サイト」には、

「スパイクスアジアは、ヨーロッパのEurobest(ユーロベスト)、中東のDubai Lynx(ドバイリンクス)と共に、カンヌライオンズの地域版フェスティバルとして、毎年シンガポールで開催されるアジア太平洋地域を対象とした、アジア地域最大級の広告コミュニケーションフェスティバルです」(https://www.canneslionsjapan.com/spikesasia/

とあります。

本家のカンヌライオンズは、長らく「カンヌ国際広告祭(Cannes Lions International Advertising Festival)」として開催されてきましたが、2011年からは「広告」の語が外れ、「カンヌライオンズ国際クリエイティブ・フェスティバル」となりました。

2015年のカンヌライオンズの様子[Photo by gettyimages]
 

かつては世界三大広告賞の中でも特に権威があるといわれ、「テレビCMのワールドカップ」と呼ばれたカンヌライオンズも、インターネットの普及などによって、それまでのマス広告中心のあり方を変えざるをえなかったわけです。

当然その流れに乗るスパイクスアジアも、「フェスティバル・オブ・クリエイティビティ」を名乗っていますが、まだまだプレスリリースなどでは、「アジア太平洋地域最大級の広告祭」といった紹介をよく目にします。

私は広告論を講義している関係で、スパイクスアジアの受賞作をチェックしていて、THE FIRST TAKEの受賞を知りました。そして、THE FIRST TAKEを企画・制作し、スパイクスアジアに応募したのが、東京に本拠をおく外資系の広告会社(TBWA/HAKUHODO)であることを知りました。広告会社の業務・業態の範囲の広がりに、改めて驚かされた次第です。

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