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認知症をオープンにできる社会へ――当事者や周りができること

認知症の私から見える社会(12)
39歳でアルツハイマー型認知症と診断されて8年、全国を飛び回り、300人を超える認知症当事者と対話し続けている著者、丹野智文。彼だからこそ書けた当事者の「本音」、そしてよりよく生きていくための著書『認知症の私から見える社会』から注目の章をピックアップしてお届けします。
認知症当事者700万人時代を迎え、すべての人のすぐ隣にある世界をもっと知るために。

病気をオープンにできない理由

当事者が地域との関わりを途切れないようにするためには、病気をオープンにすることが必要です。支援者は病気をオープンにし、人とつながり生き生きと元気に暮らしている当事者と出会うことで、新たに自分が出会った当事者にも「病気をオープンにしたらよいのに」と、病気をオープンにするように勧めるようになります。

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しかし、当事者が「自分が認知症と診断されたこと」を伝えることは勇気のいることです。支援者は病気をオープンにしようとしない当事者について「病気をオープンにしてもらうのは大変だ」「オープンにしたほうがよいのはわかるが当事者も家族もしてくれない、難しい」と言います。なぜ、当事者が病気をオープンにできないのでしょうか?

 

よく、認知症に対して社会の「偏見」があるから難しいと言われます。その偏見とはどのようなものか、当事者が偏見と感じたことを聞いてみてください。

当事者と一緒に「社会の偏見」について話し合うことで、認知症をオープンにしたほうが良い理由を当事者に伝えることができるようになります。

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