スーパーで買ったの?と聞かれたから…

この夏4才の誕生日を迎え、満を持してとばかりに突然、流暢に言葉を操るようになった娘のゆめこ(愛称)。徐々に語彙を増やして会話ができるようになった息子を見ていたものだから、この変化には驚かされたし、ちょっとワクワクした。成長のスピードは人それぞれとは聞くけれど、こんなパターンもあるのか。

なにせ、しゃべれないうちからその可愛らしい怒り顔とふてぶてしい態度(時々とびきりの笑顔)で私を翻弄してきた小悪魔ゆめこのこと。言葉というツールを手に入れたことで、その魔性っぷりは確実にパワーアップするだろう。

腕を組んで眉根を寄せながら生意気なことを言うんだろうな。それを諭す私。言葉を交わすうちにいつしかふたりの間には理解がうまれ、少しずつ私に相談事をもちかけてくるようになったりして……ようやく見えてきた「娘との女子トーク」というドリームに心を躍らせていると、いつの間にか私のそばに来ていたゆめこが話しかけてきた。

「ママ、そのおっぱい買ったの?」

いい笑顔で、そう言った。

ちょっと待って、いきなりなんの話を始めるんだ。でもこれ、女子トークっちゃ女子トークか。いきなり切り込むなー。

「買ったんでしょ? どこで? どこのスーパー?」

どうしても気になるのか、随分と掘り下げてくる。そういえば、かねてから自分と私の胸を見比べたり、何かを確かめるように触ったりという行動も取っていたし、やっぱり身体の違いみたいな部分は気になるものなんだなと思った。

咄嗟に「これは天然ものだよ。買ったならもっとちゃんとしてるし」と答えてしまい、娘との初めての女子トークっぽいものはほろ苦い思い出になった。

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