まさに地獄絵図…満州国の裏社会「アヘン窟」で堕落した人間の末路

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現代ビジネス編集部

ネームと作画を見比べると

──鹿子さんは最初にネームをご覧になって、どんなイメージを持たれましたか?

鹿子: 最初、2話までのネームを見せてもらったんですが、「かっこいいチャイナ服が描けるな」と思いました(笑)。ストーリーのほうも、とにかくテンポがよくて、ページごとのヒキもすごく上手かったので読んでいて気持ちよかったですね。

門馬司: ありがとうございます!(笑)

鹿子: ネームをパッと見た時に、この話は自分の絵柄にも合っていそうだと思えました。それでお話を引き受けたんです。

 

──門馬さんのネームを漫画にしていく作業の中で、鹿子さんは何か意識されていることはありますか?

鹿子: 基本的には、いただいたネームで描かれているアングルをこちらでブラッシュアップしていく感じです。門馬先生が描いたネームの精度を高めていけば、それだけでいいなと思っているので。

編集白木: 鹿子先生はそう言われますが、担当として見ると、かなりネームとはアングルが変わっていますよ。

門馬司: 僕も完成した原稿を見て「ここ、ネームではどう描いてたかな…?」みたいに思うことがあります。漫画としてアウトプットされたものは、僕のネームのままでなく、やっぱり鹿子先生のオリジナルになっているんですよね。毎回、すげえなぁと思っています。

編集白木: 僕が特に印象に強く残っているのが、2話目にある麗華(リーファ)が桟橋で青幇の手下を銃で撃つ見開きです。ネームだとシンプルに横にいた男を「バン!」と撃っている構図だったんですけど、鹿子先生の原稿では桟橋の海面から見上げたアングルになっていて、月が浮かんだ夜空とかも入っていて。「こんな絵になるんだ…。鹿子先生、天才じゃん…!」と思いました。

門馬司: あれはすごかった。僕も見た時に震えましたね!ぜひ僕のネームと見比べてみてほしいです。

話題に上っている第2話のシーン。上が門馬先生のネーム、下が完成原稿。構図に大きな違いがあることがわかる

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