まさに地獄絵図…満州国の裏社会「アヘン窟」で堕落した人間の末路

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現代ビジネス編集部

歴史×麻薬密売の面白さ

──企画立ち上げから連載が決まるまではどのぐらいの期間がかかったんですか。

編集白木: 3~4ヵ月くらいでしょうか。僕が最初に大枠の企画書を書いて、門馬さんにご提案してネームの打ち合わせをして、コミックDAYSで連載が決まって、そのあとに鹿子先生にお会いして……という流れでしたね。

門馬司: 作画が鹿子さんに決まってから連載が始まるまで、異様に早かったのは覚えてます。「えっ、こんな期間で連載できるの!?」ってくらい(笑)。

鹿子: 白木さんとお会いしたのが2019年の12月末くらいで、話をもらって手を付けはじめて4ヵ月くらいで連載開始でしたね。

編集白木: 鹿子先生は筆がとても速いうえに、めちゃめちゃ上手いんです。おかげさまで間を空けず連載が始められました。

 

──門馬さんは、どういった経緯で今回のストーリーを思いつかれたんでしょう。

門馬司: 『首を斬らねば分かるまい』で阿片が出てくる話をやった時に、白木さんから「阿片の話が面白いので、別でもう1本やりませんか?」という話が出たんです。それに僕が、「阿片なら、満州が舞台でどうですか?」とアイデアを出して。そこから始まりました。

編集白木: 元々麻薬密売モノは需要があると思っていて、何か企画を作りたいと思っていたんです。ただ、麻薬モノはドキュメンタリーが既にたくさんあって、単純にやるだけでは勝てない。その折に連載で近代の阿片のお話が出てきたので、この時代ならほとんどの人が見たことないし、歴史×麻薬モノの形にすればやれるんじゃないかと思って、企画書を作って打ち合わせの時にご提案しました。

門馬司: 僕も麻薬組織と麻薬取締捜査官の戦いを扱った『ナルコス』とか、そういった作品が元々好きだったんですよ。

編集白木: 門馬先生ならそういった題材は確実に得意だろうと思ったんです。ハッタリの描き方がすごく上手で、歴史の吸収力も尋常じゃなく高いですから。

門馬司: 現代日本を舞台にドラッグという題材を扱うのは難しいなと思っていたんですが、「阿片を題材にするのはどうか」と言われて、それなら、ちょっと前の時代の歴史と組み合わせれば面白そうだ、と。「その手があったか!」という感じでした。

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