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知らないと大損…夫、妻の死後、生前の「へそくり」「タンス預金」「借金」で地獄をみる

【前編】「知らないと損する…生前、財産を整理するだけで「もらえる額」がこれだけ変わる」では、お笑いタレントのダンカンさんのケースも含め、生前に生命保険の名義変更や銀行口座の種類などを確認する必要があることをお伝えした。後編は、知らない借金があったケースについてだ。

「へそくり」を忘れてしまう

連れ合いに言い出せないまま持っている財産についても、正直に話すことができるのは今のうちだけだ。

「特に危険なのは貯金やへそくりを、自宅でタンス預金にしている場合です。税務署では『国税総合管理(KSK)システム』を使って、個人の収入と財産を捕捉しています。もし残された妻が夫の貯金が家にあることを知らず、相続税申告から漏れれば、税務調査の対象となってしまう」(税理士の橘慶太氏)

一万円札をもつ人(Photo by iStock)Photo by iStock
 

相続税がかかるほどの大金でなくとも、後から財産が見つかってしまえばわざわざ遺産分割協議書を作成する必要が出てきてしまう。何も言わず逝くのは、家族に迷惑をかける無責任なことなのである。

さらに「遺品整理で捨てられたマッサージチェアの中から札束が出てきた」(前出・澤田氏)といったケースのように、意外な場所におカネをしまい込んでいる人もいる。

そのうち伝えようと思っていても、次第に自分の認知機能が衰えていき、どこにおカネをしまったか忘れてしまう危険もある。現実には、75〜79歳では約10人に1人は認知症を発症している。「いつか話そう」と言っている余裕などない。

残されたほうがより迷惑を被るのは、借金やローンについて、何も知らなかった場合だ。

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