2021.09.24

知らないと損する…生前、財産を整理するだけで「もらえる額」がこれだけ変わる

財産目録を作成しよう

「現実的なことでは、妻に財産についてちゃんと聞いておけばよかったと思いました」

こう語るのは'14年に妻の初美さんを乳がんで亡くした、お笑いタレントのダンカンさん(62歳)だ。

「妻の入っていた生命保険に年間5000円くらいの配当金がついていたようで、これを受け取る手続きが必要だと後から分かったのです。夫である僕と3人の子どもたちの実印と印鑑証明書が必要でした。さらに妻の戸籍謄本については、結婚前のものをわざわざ取る必要がありました」

交通費や証明書の取得など、トータルで1万円以上がかかったという。

夫婦の一方が「財布の紐」を握り、財産を管理しているケースも多い。健在なうちはそれでもいいかもしれないが、何も知らないほうが残されれば、財産の相続は大変なことになる。

通帳を見る高齢者(Photo by iStock)Photo by iStock
 

「よくあるのが古い通帳が見つかるケースです。『富士銀行』や『東海銀行』のような合併して残っていない銀行名の通帳が何冊も出てくる。

しかも手続きをするために1000円近い手数料をかけて残高証明書を取得したのに、残高が数百円しかないことも往々にしてあります」(前出・細井氏)

相続に向けて財産が「いくらあるか」を数えることも重要だ。だが、財産が「どこにあるか」を連れ合いに伝えておかなければ、面倒な死後の手続きに連れ合いを巻き込んでしまう。

そのために、ノートに記したメモでもいいので財産目録を作成しよう。

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