2021.09.29
# 債券

スイスの富裕層が大好きな「債券」、投資初心者が知りたい「その種類と選び方」

スイスのUBS銀行で富裕層顧客の資産管理を担当し、『定期預金しか知りませんが、私、本当にお金持ちになれるんですか?』の著書もある渡邊一慶氏。前回の記事では、株式と債券の違いや債券投資の目的、そしてスイスの富裕層が債券投資を好む理由などを解説してもらった。今回はさらにくわしい債券の概要と、低金利時代にもオススメできる債券を紹介する。

債券にはたくさんの種類がある

株式投資と比較し、債券投資に注目する人が少ない理由は、そもそも債券の種類があまり知られていないからです。

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おそらく、多くの人にとって、債券=国債というイメージがあると思います。

国債とは、一般的に10年国債のことを意味します。現在、日本の10年国債の利率は、わずか0.10%です。そして、個人投資家に人気のある個人向け国債は、10年変動金利型、5年固定金利型、3年固定金利型の3種類がありますが、利率はすべて0.05%となっています。

大手銀行の定期預金金利が0.002%ですので、それと比較すれば国債の利率のほうがわずかに高いのですが、正直、あまり魅力的だとは感じないでしょう。

 

じつは、債券には国債以外にもたくさんの種類があり、債券の種類によって利率はまったく異なります。

前回の記事で、債券は資金調達の手段で、お金を一時的に借りた証明書だと解説しました。お金が必要なのは国だけではありません。都道府県や地方公共団体、一般企業など、さまざまなところで資金調達の手段として債券を発行しています。

国が発行した債券を「国債」、都道府県や市区町村が発行した債券を「地方債」、日本政策金融公庫などの政府関係機関が発行した債券を「政府保証債」と言い、これらの債券をまとめて「公共債」と言います。

そして、一般企業が発行した債券を「社債」、金融機関が発行した債券を「金融債」と言い、これらの債券をまとめて「民間債」と言います。

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