セキュリティが重要課題となっているネット社会でデジタルアーツ(2326)の事業はますます重要性を増してくる。同社は安全サイトのみに接続できるフィルタ技術に強みを持ち、在宅勤務が浸透するなかで業績は右肩上がりに伸びている。
株価は2021年前半に1万円をつけたあと調整局面を迎え、一時は8000円割れまで下落。その後再び上向き1万円をうかがう勢いだが、ただ株価1万円は通過点に過ぎない。さらに順調に伸びていく可能性も大いに考えられる。

おなじようにセキュリティ関連のソリトンシステムズ(3040)も狙い目だ。サイバー攻撃対策ソフトとシステム構築が柱で、テレワーク浸透が追い風になって業績も着実に伸ばしている。
株価は昨年秋には2,300円に迫るまで上昇したがその後、調整局面を迎えた。直近では1,400円割れまで下落したところで底打ち。本格回復はこれからだろう。
比較的新しい銘柄にも目を配りたい
業績好調ながら「インバウンド」「中国」関連という時流に沿わないビジネスのため安値圏に放置されている銘柄として、アクシージア(4936)を紹介しておきたい。
スキンケアを中心とした化粧品メーカーでサプリメントも扱う。海外向けが主体で、訪日客向けの販売は激減でも中国のECサイトで売上を伸ばし業績も好調だ。コロナ収束後にも大いなる期待が持てる。今年2月に株式公開(IPO)、一時2,400円の値を付けたが現在は半値の水準。株価回復には時間がかかるかもしれないが、下値で拾って長くホールドすればいつかは報われるだろう。