9月18日 仏の数学者 A・ルジャンドル誕生(1752年)

科学 今日はこんな日

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1752年のこの日、楕円関数や整数論などの業績で知られるフランスの数学者アドリアン=マリ・ルジャンドル( Adrien-Marie Legendre, 1752-1833)が誕生しました。 

 

パリで生まれたルジャンドルは、幼い頃に通っていたマザランという学校の神父ジョゼフ・マリの影響で数学を志したとされています。

彼の存命中にはフランス革命が起きていますが、彼は革命に対して中庸の立場を貫いたため、革命政府が政権を握っていた時には政府の創設した学校などに教授として迎え入れられることはありませんでした。

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しかし、1782年に弾道論に関する論文でベルリン・アカデミーから表彰されるなどその数学の才覚は広く知れ渡ることとなり、国内の革命が世界を巻き込むナポレオン戦争へと拡大する時期になると彼は高等師範学校の講師として教鞭を取るようになりました。

彼は1825年から3巻に渡る『楕円関数』という書籍を出すなど楕円関数の研究で知られました。

回転楕円体の引力について論じた記述の中ではポテンシャルの概念と、現在「ルジャンドル関数」と言われる関数を導入しており、これは現在でも電磁気学や量子力学といった物理学で重要な関数となっています。

そのほかにも、彼は整数論や『幾何学原論』という著作で有名なほか、のちの数学者ガウスとともに円周率を計算するためのアルゴリズムに名を残しています。

2009年には筑波大学の研究チームがこの「ガウス・ルジャンドル法」を用いたスーパーコンピューターで、当時の世界記録となる2兆5769億8037万桁の円周率計算桁数を叩き出しています。

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