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老後資金の「3000万円」をむしりとった「海辺のリゾート」経営者のヤバすぎる正体

【前編】の「貯金3000万円で『海辺のリゾート』に引っ越し、すべてを失った夫婦の『悲惨すぎるその後』」では、リゾート地の「三食介護付き」の高齢者施設に、貯金の3000万円で入居後、放蕩経営により退去するまでをお伝えした。その後、施設側からの返金額が支払われず連絡も取れない状況に業を煮やした夫婦は、提訴することを決めたものの、元経営者と法人のとんでもない事実が発覚する。

気が気じゃない日々

俊男さん夫婦は退去から半年以上だった今年2月、法人とその代表を相手取って、1200万円の返還を求める訴訟を裁判所に申し立てた。

「この年になって訴訟なんてと、最初は気が引けていたんです。ただ、施設を出てからは以前と同様に、賃貸マンション暮らし。

貯金も夫婦が残りの人生を送るのには心許ない金額まで減ってしまったし、何とかあの1200万円は取り戻したいとわらにもすがるおもいでした」

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担当の弁護士は熱心に働いてくれた。運営法人の資産を調べると、俊男さんが入居していたリゾート施設以外にも、九州地方のリゾート地に大きな旅館の建物と土地を所有していることが判明したのだ。

「弁護士さんからは、法人側が支払いに応じなければ、最悪、仮にその資産を差し押さえて、1200万円は取り戻せるとの見通しを示してもらいました。妻とも『これでやっと一息付けるね』と胸をなで下ろしていたのですが…」

しかしそののちに俊男さんをはじめ、弁護士すら予想していなかった事実が発覚する。

新型コロナウイルスの影響で、裁判所も公判の期日を減らしていたため、俊男さんが最初に法廷を訪れるのは、ゴールデンウィーク明けまでずれ込んだ。法人側は、分割での支払いを求める和解案を示し、結論は次回以降に持ち越された。

第2回の公判期日だった7月、法人側は、代理人弁護士も、代表自身も法廷に姿を現さなかった。結局、その後も法人側が裁判所の召喚に応じることはなく、翌月、俊男さんへの支払いを認める判決が出た。

俊男さんの代理人弁護士は、当初の予定通り、九州地方の不動産を差し押さえる手続きを進めていたのだが、程なくして一本の電話で事態は急変する。

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