自動車、電機メーカー…資材の「急激な高騰」で「負け組」になるのはこんな業界

私たちの生活にも影響がある
加谷 珪一 プロフィール

商社は総じて利益を拡大させている。今ほど資源への依存度は高くなかったものの、消費関連の品目や鉄鋼などの素材は、仕入れコストの上昇分だけ価格に転嫁できたので、利益を維持できた。銀行も基本的に好調だったといってよい。仕入れ額の増大で資金需要が増えたことに加え、物価上昇に伴って金利も上昇したので収益が拡大した。

 

当時の状況を総合的に考えると、素材や原材料、消費財を提供する企業は強く、耐久消費財を提供する企業はインフレに弱いことが分かる。銀行は本来、インフレには強い業種だが、今の時代は超低金利なので、金利が動かないと以前のような効果は得られないかもしれない。

要注意なのは、やはり自動車や電機といった業界であり、価格上昇が続くと減益要因になる。一方、消費者にとっては、日用品の価格がさらに上がる可能性があるので注意が必要だ。

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