2021年度の小学校入試で、いわゆる難関校といわれる早慶合格者を100名以上出し、今注目を集めている『スイング幼児教室』。受験をしない家庭にも参考になる「小学校受験から学べる子育ての極意」を教えていただく連載です。

今回は、小学校受験に最近取り入れられつつある「ダンス」について。名門小学校がダンスを通して子どもに求めている資質とはー

ダンスを通して評価されること

模倣ダンス、創作ダンス、振り付けを考えるなど、小学校入試ではダンスがよく出題されます。2021年度の入試でも、多くの学校が入試課題に取り入れています。「どうして小学校受験でダンスなの!?」と思われるかもしれませんが、必須科目と心得てぜひ対策を練っておきたいものです。

まず、ダンスを出題する狙いを押さえておきましょう。小学校に入ると、知らないこと、習っていないことの連続です。未知のものを前にしても戸惑わず、自分なりに工夫し対処していけるかどうか。そこを評価する物差しとしてダンスが使われます。音楽に合わせてリズミカルに身体を動かせるかなども見られますが、ダンスそのものの能力より、人前でも恥ずかしがらず進んで踊れるかどうかが大事なポイントになると言っても過言ではありません。

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では、具体的にどういった課題が出題されるのか。例えば早稲田実業学校初等部の2021年度の入試では、『幸せなら手をたたこう』の歌に合わせて先生がダンスのお手本を見せ、「これよりもっと素敵なダンスを考えて」と子どもたちのグループに意見を出し合うよう指示を出し、時間がきたら全員で発表する、という課題が出されました(発言が少ない場合、「〇番さんはどうですか」「ご意見はありますか」など発言を促されます)。

また、慶應義塾横浜初等部では音楽に合わせて先生とダンスを踊る、東洋英和女学院小学部では『森のくまさん』を聞かせて踊りを考えさせ、ただし最初の部分(前奏)だけ先生と同じように踊る、という課題がそれぞれ出題されました。