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# 政治

河野大臣の自民党総裁選「一歩リード」のウラに隠された「勝因」

反発するベテラン議員を懐柔できるか

「持論封印」でリードした河野氏

河野太郎・規制改革兼ワクチン接種推進担当大臣が先週金曜日(9月10日)、自民党・総裁選への立候補を正式に表明し、岸田文雄・前自民党政調会長、高市早苗・前総務大臣三つ巴の舌戦を開始した。

石破茂・元自民党幹事長と野田聖子・自民党幹事長代行も依然として総裁選出馬を模索しており、2人が出馬に踏み切れば5人の候補が入り乱れての選挙戦になる可能性が残っているものの、両者が出馬に必要な20人の推薦人を確保するのは難しいとの見方も少なくない。

では、現段階で、3人の誰がキャスティングボードを握っているのか。各候補者が掲げる政策を含めて状況を探ってみよう。

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「『異端児』河野氏、持論を封印」(朝日新聞デジタル)。

「[スキャナー]河野氏、持論を封印…総裁選出馬表明」(読売新聞オンライン)。

記者会見を開いて自民党総裁選への出馬表明をした河野氏に対し、新聞各紙では、かつてのような奔放な発言をしなかったことを皮肉る論調が目立った。

しかし、現在戦われているのが、衆議院の総選挙のような国政選挙ではなく、自民党の国会議員と党員・党友だけが投票権を持つ自民党の総裁選、言わば身内のリーダー選びだということを考えれば、河野氏が持論を封印したことは選挙戦術として成功だったと見てよいのではないだろうか。

その根拠は、日本経済新聞社とテレビ東京が9~11日に実施した緊急世論調査の結果だ。事実上の次の首相となる自民党総裁に「ふさわしい人」を聞くと、河野氏が27%と、2位の石破氏の17%、3位の岸田氏の14%。5位の高市氏の7%、7位の野田氏の2%を抑えて、出馬の可能性のある5人の中で早くもトップの座を獲得したという。

これを自民党支持層の回答に限ると、河野氏は31%とさらに支持を伸ばし、岸田氏の17%、石破氏の13%、高市氏の12%、野田氏の1%を一段と大きく引き離したということも注目すべきだろう。

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