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「韓国株の価格下落」のリスクをおかしても、韓国銀行が「利上げ」に踏み切った“本当の理由”

利上げを迫られた韓国銀行

8月26日に韓国の中央銀行である韓国銀行が利上げを行った。

利上げが実施された最大の理由は、不動産など資産価格上昇への危機感の高まりだろう。

低金利環境と規制の緩和などを背景に、韓国では資金を借り入れ、不動産に投資する人が増えた。

ソウルなどのマンション価格は高騰している。

また、株式や仮想通貨への投資(投機)も増えた。

本来であれば、韓国銀行は慎重に、忍耐強い姿勢で金融政策を運営したいはずだ。

韓国銀行〔PHOTO〕Gettyimages
 

しかし、利上げが見送られれば韓国国内では低金利が続くとの楽観が増え、借り入れを行って株式や不動産を買う人が増える可能性が高い。

すでに韓国経済の専門家の中にはソウルのマンション市場は“バブル”の様相を呈していると指摘する者もいる。

過度な資産価格の上昇を防ぎ、中長期的な金融システムの安定を目指して韓国銀行は利上げに踏み切った。

利上げ実施後も金融環境は依然として緩和的というのが韓国銀行の見解だ。

追加利上げの可能性はある。

それは、韓国経済を減速させる恐れがある。

追加利上げ以外にも感染再拡大、世界経済全体での供給のボトルネックの深刻化など韓国経済を取り巻くリスク要因は増大している。

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