Photo by iStock
# 不動産 # 離婚

夫が「住宅ローンの返済金」で浮気旅行…それでも妻が「離婚できない」理由

夫婦の「共同名義」という落とし穴

大学職員として働く45歳のサジ子さんは、夫とふたりの娘と4人暮らし。伯母から都内の土地を相続してマイホームを新築し、周囲から羨ましがられる生活を送っていた。しかし新居を「夫婦の共同名義」にしたことが、後々大きな波乱を呼ぶ…。【前編】『夫婦でローンを組み、都内一等地に「夢の戸建て」を実現した45歳女性の大誤算』に続き、南和行氏の著作『夫婦をやめたい』から一部編集のうえで紹介しよう。

夫が「浮気旅行」していた…

サジ子の心が落ち着きを見せない日々のなか、夫の浮気が発覚した。

秋の連休を挟んで夫が東北方面の出張に行った。夫の会社は食品関係の商社で、営業の社員が全国の名産を買い付けるため現地に出張することは、サジ子も夫から聞いていた。経理部の社員である夫が出張に行くのは、少しおかしいように感じたが、「まぁ、何か用事があるのだろう」くらいにサジ子は思っていた。

ところがそれは出張ではなく、よくある浮気旅行だったのだ。

Photo by iStock
 

翌月の夫の給与明細に「有休消化2」と記載されていたことをサジ子が問い詰めると、夫から「ごめん」と白状された。派遣社員の女性に淡い恋心を抱き、彼女の派遣期間切れに合わせて思い切って旅行に誘ったら、一緒に来てくれた。旅行先では肉体関係を持ったが、そのとき限りで、お互い既婚者のダブル不倫だから今は連絡も取っていない、ということだった。

どこにそんなお金があったのかと聞くと、「住宅ローンの返金を使った」と夫は言った。

「ああ!」とサジ子は思い当たった。

その年の初め、住宅ローンのサジ子の負担分だけ、伯母から相続した預貯金から前倒しで全額返済をしたが、計算を間違えて30万円多く銀行に振り込んでしまった。

銀行から返金処理をしたいと言われたため、夫名義のローンに充当するよう依頼してみたが、銀行の取扱いとして、横滑りで夫名義のローンに充当することはできないとのことだった。仕方なく、サジ子は自分の口座に返金された30万円を、自分で夫のローン返済口座に送金した。夫はそのサジ子からの送金を、浮気旅行の軍資金にしたのだ。

関連記事

編集部からのお知らせ!
SPONSORED

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/