「新しい金持ち」が選んでいる「金融資産」ベスト5を発表…1位に選ばれた「意外な商品」

世古口 俊介 プロフィール

第4位:仮想通貨

仮想通貨とはインターネット上でやりとりされるデジタル通貨で、米ドルや円などの法定通貨のように国家の信用という裏付けがなく存在しているのが特徴の資産だ。

もっとも代表的な通貨のビットコインは2021年の年初から9月3日で+84%も価格が上昇している。

4位:仮想通貨…実はリスクヘッジとして選択する富裕層が多い/photo by iStock
 

仮想通貨の上昇はリスクが高い資産ほど資金が集まる資産インフレの象徴的な現象だろう。しかし、富裕層は値上りの利益を得るためだけに仮想通貨に投資しているわけではない。実は主な投資目的は「リスクヘッジ」なのである。

ヘッジしたいリスクとは「国家の信用リスク」である。富裕層は国が破綻したときのリスクヘッジとして仮想通貨を資産ポートフォリオに組み込んでいるわけである。

非現実的な話ではない。各国はコロナ対策に巨額の財政資金を投入しており、どの国も財政が逼迫している。先進国の借金の水準は第二次世界大戦以降、最大となっている。

国の財政に対する不安は国の信用力と関係のない資産である仮想通貨に資金が集まることを意味する。過去には金がその役割を果たしていたが、近年では仮想通貨が取って代わっているわけである。

2020年の年初から9月3日までの金(Gold ETF)の上昇率は+19%と、ビットコインの上昇率+603%を比較すれば勝敗は一目瞭然だろう。

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