# 飲食

コロナ禍で「ヴィーガン・ミールキット」が大人気になっている「納得の理由」

「ヴィーガン」じゃない人からも好評
阿古 真理 プロフィール

フードロスの削減にも貢献

食材を必ず使い切るミールキットの特徴は、家庭でのフードロス削減につながるだけでなく、カットして届けるため規格外の野菜も入れられることから、生産現場でのフードロス削減にもつながっている。

特にコロナ禍の今、飲食店からの注文が減り、出荷できない野菜を抱える生産者が続出している。同社がカラフルな根菜などの野菜を生産者から引き取り、副菜用サラダのキットとして販売したところ、好評を博している。「フードロス削減に貢献できるよう、今後本格的に、野菜を使ったKit Oisixをラインナップに入れていきたいと考えています」と丸尾さんは話してくれた。

Photo by iStock
 

また、ミールキットを使い続けることで、料理技術が上がった、あるいは意欲が増した顧客が増えた。「料理している実感をもっと持ちたい」「料理は好きだけど、食材のやりくりが苦手」といった声に応え、2019年10月に同社が導入したのが、3日分もしくは5日分の食材とレシピの献立セット「ちゃんとオイシックス」である。

Kit Oisixにはカット済みの野菜も含まれているが、こちらは入っている野菜を自分でカットする。今年3月時点で登録している会員は、4万人を超えている。

このようなオイシックス・ラ・大地の商品展開から見えるのは、ミールキットの多様な可能性だ。それは、献立を考えなくて済む、料理をラクにするといった家事の省力化だけにとどまらない。

家庭内では、料理の技術を上げ、家族の家事参加を促し、献立を多彩にするといった楽しみを増やす。また家庭内と生産現場でのフードロス削減につながる。

さらに、食材を通してヴィーガンなど社会意識の高そうなライフスタイルにも気軽に参入できることを証明してみせたオイシックス・ラ・大地の試みは、「気軽に利用できる」という特性を活かしたミールキットのさまざまな可能性を、私たちに示してくれている。

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