2021.09.12
# 教育

「勉強が好きな子」を育てるために、親が「やってはいけない」こと

子どもに関する調査から見えてきた
柴田 重信 プロフィール

次に睡眠そのものの影響を見るために、平日と休日の睡眠の長さと孤食の関係を調べてみましたが、まったく関連性は見られませんでした。さらに、学習や運動の多忙などが孤食の原因になる可能性を調べるために、学習塾や運動系のクラブなどに参加する頻度とその拘束時間の長さなどとの関係を調べてみましたが、孤食の発生率に影響は見られませんでした。

なお、夕食の孤食についても調べてみましたが、その割合は全体の1%にも満たず、ほとんどの児童は、誰かと食事を共にする共食であることがわかったので、その後の解析はしていません。

カギは「タンパク質」だった

「早寝早起き朝ごはん」ということがいわれるようになり、子供の成長に睡眠や朝ごはんの大切さが認識されるようになってきましたが、特に朝食の内容の重要性について、朝食抜きの場合と比較して考えてみました。

まず、朝食時のタンパク質量について、肉類、魚類、大豆類、卵、乳製品の5大タンパク源の摂取状況を調べました。小・中学生への質問なので、少していねいに、肉類はハムやソーセージが、魚類にはかまぼこが、大豆類には豆腐などが、乳製品にはヨーグルトなどが含まれるといった説明を加えて質問しました。

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図6-4のような結果を得ましたが、驚いたことに、5~7点の生徒が1割以上で、非常に不十分な朝食を摂取している可能性がありました。また、小学校の低学年から中学生にかけてどの学年でも男子は女子より多くのタンパク質を摂取していました。

図6-4:小・中学生の朝食時のタンパク質摂取状況
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一方、女子は小学生の間は学年が上がるほど多くタンパク質を摂取していましたが、中学生になってからの増加は見られませんでした。おそらく中学生の女子は肥満を気にするようになって、朝食の摂取ボリュームが低下するという見方もあります。

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