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「勉強が好きな子」を育てるために、親が「やってはいけない」こと

子どもに関する調査から見えてきた
「勉強好きな子どもに育ってほしい」――そのように願っている親は、少なくないのではないでしょうか? 想定通りになることの方がむしろ珍しい「子育て」ですが、最近の調査結果で「勉強が好きな子ども」「嫌いな子ども」の共通点がいくつか見えてきました。新刊『食べる時間でこんなに変わる 時間栄養学入門』からご紹介します。
 

成績に影響を与える「体内時計」

ヒトの成長ホルモンは夜間に分泌がさかんになりますが、これは、体内時計が睡眠リズムを形成し、ちょうど深い睡眠に達したときに成長ホルモンが分泌されるというしくみがあるからです。したがって、徹夜をして深い睡眠が妨げられると成長ホルモンは出なくなります。このことから、体内時計が乱れるような生活リズムでは、成長ホルモンの正常な分泌が妨げられる可能性が考えられます。

小学校の低学年くらいまでは朝型の生活になっていることが多いようですが、高学年になると深夜までスマホを使用したり、夜食を摂るようになったりして、夜型の生活になる人が増えてきます。

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2018年度に港区の食育調査研究で、公立の小学校児童、中学校生徒に対して行った研究成果について、学童期の体内時計の特徴と、時間栄養学的な視点を述べたいと思います。

まず生活リズムに関する調査では、平日と休日の睡眠の差による体内時計のずれである社会的時差(図6-1)は、学年が上がるほど大きく、男女で比較すると女子の方が大きくなりました(図6-2)。このことは、学年が上がるにつれて、学校がある平日はまだリズムが保たれていても、休日で入眠・起床時刻のずれが大きくなることを意味しているようです。

図6-1:社会的時差の起こるしくみ
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図6-2:小学生の社会的時差の分布
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