2021.09.25
# マネジメント

AI分析で判明、「トップ5%のリーダー」と「残念なリーダー」の決定的違い

8つの行動ルールがカギを握る
越川 慎司 プロフィール

ルール2:人を巻き込み、1+1を5にする

5%リーダーは、自分の存在意義をよく理解しています。「あなたの存在意義は?」「あなたが会社で発揮すべき能力は?」という質問に、5%リーダーの83%が即答しました。

5%リーダーは、「どうやって組織を作っていくか」「どうやって課題を解決していくか」といった、「HOW(=どうやって)」の考え方をまず捨てます。

その代わりに考えるのは「WHY(=なぜ)」です。「なぜ私がこの組織のリーダーなのか」「なぜ私が必要なのか」。会社や他者からの期待、そして「なぜこのことを取り組まなければいけないか」といった意義や目的を起点にして考えていく傾向にあります。

ずばり、組織にリーダーが必要なのは、「チームで課題を解決し、目標を達成するため」です。

テクノロジーの進化で、もはや朝9時に全員が出社し、1つの場所に集まる必要はありません。個人が場所と時間にとらわれずに作業をすることで、その作業効率が上がる面もあります。

一方、世の中の変化は激しく、解決すべき課題は複雑化し巨大化していっています。顧客のニーズ、社会課題、解決の仕方、いずれも複雑になっています。マニュアル通りに作業をすれば顧客の課題をすぐに解決できるわけではありません。

一人ひとりがどんなに効率的に個人作業をしていても、組織全体の目標を達成することは不可能。だから、「チーム」が必要なのです。

成果を出すのではなく、成果を出し続ける

メンバー個々人の強み、弱みを活かして複雑な課題を、スピード感をもって解決すること、そして「1+1」を3や5にすることが、チームには求められています。

そのような環境下で、効率と効果の最大化を目指し、より少ない時間でより大きな成果を出すことが求められる5%リーダーは、チームが「成果を出すこと」ではなく、「成果を出し続けること」を目指しています

短期的な成果なら、能力のある個人をサポートすれば達成できるでしょう。しかし、若手社員や年配の社員が混在するチームで「成果を出し続ける」ためには、未熟なメンバーもやがて成果を出してもらうようになることが必要です。

 

また、仮に優秀なメンバーが組織を去っても、成果を出し続ける組織にすることを5%リーダーは念頭に置いています。そのために、ジョブ型だけではなく、メンバーシップ型も必要だと5%リーダーは考えています。

「短期で成果を出す」ではなく、「長期で成果を出し続ける」。これが、5%リーダーが組織の中で果たそうとしている役割なのです。

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