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# 介護

健康な88歳男性が「ほぼ寝たきり・要介護」に…生活習慣の「意外な落とし穴」

子ども2人が「別居介護」することに

「在宅介護」と聞くと、どのようなイメージを抱くだろうか。子育てや仕事などで日々の暮らしに忙しい世代にとっては、そもそも「あり得ない選択肢」かもしれない。

だが実際には、「通所系」と「短期入所系」など、日帰りや2泊3日などの施設介護サービスを利用していくことで、在宅介護を乗り切る方法がある。【前編】『「尿取りパッド」の取替えで険悪に…認知症の89歳母を「在宅介護」する難しさ』に引き続き、『図解とイラストでよくわかる 離れて暮らす親に介護が必要になったときに読む本』にも掲載されたケースを見ていこう。

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近くに住む寝たきりの父を別居介護

都内に住む佐久間翔子さん(仮名・58歳)は、歩行や排せつが困難になった父親の深澤亮平さん(仮名・88歳)を介護するため、神奈川県の実家へ通っている。亮平さんは退職から20年余り、多くの時間を2階の自室で過ごしていたことから、徐々に老化現象が進行し、歩行や排泄が困難になった。

「基礎疾患はないのに、家でゴロゴロ過ごしているうちに、足腰が弱くなっていきました。トイレまで間に合わないことも増え、後片付けに苦労している母を見かねて、要介護認定の申請を勧めました。でも父が怒ってしまって…」(佐久間翔子さん)

佐久間さんも、このことがきっかけとなって一時疎遠になってしまったという。

「しばらくして、弟から『もう1回実家に行ってみよう』という提案があって、父と久しぶりに話をしました。そうしたら、要介護認定の件もすぐに同意してくれて。外出時、転んですぐに起き上がれないことがあって、本人もマズいと感じていたようです」(同上)

病気の後遺症などで介護が必要になるケースと違い、加齢で老化が徐々に進行して、介護が必要になるという場合だと、本人が自覚するまでに時間がかかることもある。佐久間さんのようにあきらめずに何度か説得を試みるのがいいだろう。

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