# マンション # 不動産

理想の3人家族を「崩壊」させた、「3LDK」タワマンのヤバすぎる住環境

「24時間ずっと一緒」という地獄
小島 拓 プロフィール

「実は、離婚して、こどもの養育費としてどのくらいもらえるのか調べてみたことがあるんです。知らなかったんですが、主人の年収額に応じて養育費の金額が決められているんですね。

わたしたちの場合、月額で14万円から16万円なんです。養育費だけじゃとても暮らしていけないとわかってからは、本当に離婚することは考えなくなりました。正直、再婚相手が決まっていれば話はべつですけど、元カレとは結婚するような感じではありませんし……」

家族の仲を良好に保つ「住居の工夫」

「幸福な家族」の崩壊――今回ご紹介した例は、コロナ禍という特殊な状況が招いた悲劇であるが、このエピソードからは「結婚生活」という概念を根本的に考え直す必要性を感じさせられる。

理恵さんが語るように、そもそも夫婦とは、自営業でもないかぎり日中は離れて過ごすというのが一般的なライフスタイルである。それは日本の住まいのつくりからもうかがえることだ。

Photo by iStock
 

たとえば、「パーソナルスペース」という概念が当たり前である欧米の住居では、「夫の部屋」が設けられているパターンが多いが、日本では理恵さん宅のように、こども部屋はあれど「夫の部屋」や「妻の部屋」が存在しない家は多い。「日中は離れているのが基本」であることからも、その必要性が低かったのであろう。

しかし最近の住居、とくにマンションのつくりで気になるのは、「広さ」を重視して部屋数を減らす傾向が見られることだ。「部屋数を増やすよりも広い空間をつくりたい」というニーズは多く、理恵さん宅のような「広いリビング+こども部屋+夫婦の寝室」という間取りは、ファミリー層から人気が高まっている。

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