レギュラー155円超え…「ガソリン価格」がいまだに「高騰しっ放し」な理由

一時はあんなに下がっていたのに…

昨年4月には急落したが…

ガソリン価格が下がらない。

現在、レギュラーガソリン価格は155円前後で推移。一度目の緊急事態宣言が発令された昨年5月が120円前後だったことを考えると、30円近く値上がりしている状況になる。

パーク24株式会社が、2018年にリリースした「ガソリン価格とクルマの利用」に関するアンケートによると、高いと感じるレギュラーガソリン価格は「130円/L以上」が最多(全体の約40%)。多くの消費者が、現在のガソリン価格に対して、「高い」と感じていることは間違いない。

〔PHOTO〕iStock
 

それにしても、同じコロナ禍であるにもかかわらず、なぜガソリン価格は昨年5月からこれほどまでに上昇し、一向に下がる気配がないのか?

「新型コロナウイルス(以下・コロナ)の脅威が襲来した2020年の3~5月のガソリン販売量は、前年と比べ3割近く落ちこみました。この状況を見た経営者たちは戦々恐々とし、緊急事態宣言が解除された6月以降も価格を下げることができなかったんです」

こう解説するのは、独立系スタンド業者によって結成された中央石油販売事業協同組合事務局の関匡(せきただし)さん。

2020年4月末、ニューヨークの市場で原油先物価格がマイナスに陥ったことは記憶に新しいだろう。コロナによる世界的な危機のなかで原油需要は急減。在庫があまることで原油の貯蔵施設のキャパシティが限界に近づいた結果、原油を抱え込みたくない投資家たちが売りを急ぎ、大暴落を招いた。これを受けて、ガソリン価格も急落した。

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