# 不倫

「あなたが誘惑したんでしょ」不倫相手の妻に責められ“流血沙汰”に…37歳女性、意外な決断

亀山 早苗 プロフィール

何も残らない関係なら、いっそ…

その後、彼女はオートロックのマンションに引っ越した。彼は妻に疑われると来なくなり、ほとぼりが冷めるとまたやって来る。そんな生活に彼女も慣れつつあるという。

「彼は奥さんには、私とは別れたと言っているようです。前からわりと時間的に不規則な仕事だから、多少の自由はきく。週に1回、泊まっていく月もあれば、月に1回しか泊まっていかないこともある。だけど連絡は毎日来ますね。コロナ禍で私は在宅ワークが増えたので、夕方早めに彼が来ることもあります。そういえば下の子が小学校に上がったら離婚すると言っていたけど、今年、下の子が小学校に上がったんですよ。でも彼は何も言わない」

それでも彼ときっぱり別れることができないと麻里さんは言う。「別れるには好きすぎて」とつぶやいた。

 

「彼が離婚してくれなくてもいいんです。でもこのままの関係では、私には何も残らない。だから飲んでいたピルをやめたんです」

え、と彼女を見ると、満面の笑顔を向けてきた。

「今、11週に入ったところです」

彼女はお腹を撫でた。

「彼にはまだ言っていません。安定期に入ったら言うつもり。最近はちょっと体調が悪いからと彼とのセックスを拒んでいるんです。彼は私が体調が悪いというと、すごく尽くしてくれるんですよ。飛んできて食事を作ってくれます」

既婚であることを隠され、騙されていたのだから、今度は私が好きなようにさせてもらう。彼女は強い口調でそう言うと、優しい手つきでそうっとお腹を撫でた。

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