# 不倫

「あなたが誘惑したんでしょ」不倫相手の妻に責められ“流血沙汰”に…37歳女性、意外な決断

亀山 早苗 プロフィール

恋人よりも、妻

啓子さんは言いたいことだけ言うと、「帰るわ」と立ち上がった。「あとで慰謝料請求するからよろしくね」とも言った。そしてキッチンにあった鍋を取り上げ、いきなり食器棚に投げつけた。ガラスと食器が飛び散るのを見ながら、啓子さんは出て行った。

Photo by iStock

「そのガラスが私の腕や足に刺さりました。顔からも血が流れていた。あっけにとられてキッチンに座り込んでしまいました。どのくらいそうしていたかわかりません」

気づくと大輔さんが玄関に立ち尽くしていたという。

大輔さんはその日、麻里さんの部屋に泊まろうと思ってやってきたらしい。だがキッチンに座り込んでいる麻里さんを見て動揺していた。

「どうしたんだと言われて、あなたの奥さんが来たと言うと、彼は手早くキッチンを片付けて『また連絡する』と出て行ってしまいました。本当に結婚していたの、とその背中に叫んだけど彼は振り返らなかった」

妻をなだめに帰ったのだろう。恋人より妻を優先させたのだ。麻里さんにもそう感じられた。

 

「当時はそんなことを考える余裕もありませんでした。とにかく彼が結婚していたという事実を知ったからには、私とは結婚できないわけで……。どうして嘘をついたの、どうして実家にまで来たの。そればかり考えていました」

血が止まらず、自分で救急車を呼んで病院に行った。ガラスの破片を取り除いてもらい、未明にようやく帰宅したという。

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