2021.09.08

電話主の声はしゃがれていた…都市伝説YouTuberが驚愕した壮絶コロナ体験

小泉 カツミ プロフィール

コロナハラスメントの怖さ

動画の最後に岸本さんは、こんな話をした。

「僕がコロナ陽性者になったことを公表すると、YouTubeのチャンネルにたくさんの質問コメントが寄せられました。ほとんどの質問には、できる限り答えたのですが、中でも多く寄せられた2つの質問には答えませんでした。

 

その1つ、最も多かった質問が『ワクチンを打っていたかどうか』。

この質問になぜ答えなかったのか。

それは、僕が言いたかったのは『誰でもコロナにかかる可能性はある。かかったときにどうすれば対応をうまくできるか』だったからなんです。そして東京都の現状を伝えたかったから、(ワクチンの是非についての議論を避けるために)あえてその質問には答えなかったんですね」

岸本さんは、知らない人にワクチン摂取の有無を聞くこと、コロナに感染した人に感染経路について聞くことはナンセンスだと言い切る。

「まず、ワクチンは接種していても感染することもある。打ってなかったら『なんでワクチンを打たなかったんだ』となるし、打ったとしたら『なんであんな危険なものを打ったんだ』となる。どちらにしてもそれぞれが言いたいことの材料にされるだけで全くナンセンス。厚労省にはちゃんといろんなケースが公開されているので、僕のケースを知ったところでなんの役にも立ちません。それを答えることによって、めんどくさい人たちとのやりとりが増えることを考えると触れたくなかったんですね」

 

感染経路を聞くのも全くのナンセンスだと言う。

「個人が個人に感染経路を聞いてもちゃんとした情報にはならない。個人で感染経路を辿るのってほぼ無理なんですね。わかりやすくクラスターが出てるところなどだったら別だけど、どこそこで何を買って食べたというような普通の生活をしていて経路を辿るのは不可能。例えば僕が『あのファミレスで感染したようだ』と言ったところで、素人判断でしかない。それを生活に生かすことはできない。それを言ったところで、場所を特定できるはずがない。だからそのデータってなんの役に立たないんです」

感染経路を辿ること自体は、とても大事だと岸本さんは言う。

「それがわかれば予防になりますからね。ただそれができるのは、保健所などで専門に調査しているプロでしかない。個人が人に聞いて『へえ、そこで罹ったんだ」と言っても定かなのかわからない。憶測でしかないんですよ。変に答えても、疑いを持たれるだけでしかないでしょ。結局、詳しく話を聞いても意味がないというなんですね」

今、世間では「コロハラ」「ワクハラ」などと言う言葉が使われているらしい。
「コロナ・ハラスメント」と「ワクチン・ハラスメント」である。

「だから会社などで、同僚なんかに気軽にこういうことを聞くのは危ないと思うし、少なくとも押し付けるのはやめた方がいい。有意義な情報を提供するのはいいんですよ。それによって考えて決めるのだったいいけど、『こうしなさい』とか『こうしないでください』と言うのも良くない。やはりそれぞれが自分で考える余地があった方が健全だと思いますね」

出口が見えない我慢を強いられる毎日にあって、苛立ちの矛先を何かにぶつけたい気持ちもわからないでもない。

しかし、新型コロナに恐れるあまり、図らずも他人を傷つけたり、貶めたりすることも起きてしまうのだ。

ここは冷静にあることが肝心であろう。

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