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「東京から熱海まで」そう言われたら、タクシーの運転手は「嬉しい」のか?

『トリビアの泉』を思い出して考えた

お台場から宗谷岬までだと…いくらかかる?

十数年前、毎週水曜日に放送されていたフジテレビの人気バラエティ番組『トリビアの泉』で、次のような疑問の「検証」が行われていたことを覚えている。

「タクシーで東京(お台場)から北海道(宗谷岬)まで行くと料金は○円になる」

当時の放送内容をネットで調べてみると、結果的に出発から24時間以上、46万1570円の運賃がかかったという。放送からだいぶ時が経過したが、最北端の地碑がある宗谷岬まで向かうというロケの過酷さと運転手の哀愁、シュールなVTRの絵面が印象的で記憶に残っている。

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もちろん初乗り価格や交通網も多少変化しているため、正確な再現性はないかもしれないが、それ以来「タクシーで長距離の移動をお願いした場合、運転手はどんな反応をするのか」という疑問が湧いていた。

このご時世、実際に検証するのは難しいので、都内の主要駅を周回する運転手に、素朴な疑問をぶつけてみた。

まずは、飲食店が時短営業で閉店しはじめる20時すぎの新宿。新宿〜渋谷を中心に客を乗せる、運転手歴10年の中堅運転手はこう言う。

「『東京から熱海まで行ってくれ』と言われたら? 嬉しいか嬉しくないかで言えば、嬉しいですね。ましてやこのご時世だと、どこで客が捕まえられるかわからないから。深夜、新宿のあたり流してても、金土はまだしも、平日はさっぱり。

ただもちろん、そこまでの長距離になると、タクシー会社に一回、確認しなきゃなんなくて、それ断られたら、無理ですよ。もしこの時間から出たら、明日の朝までに戻ってこれるかどうかもわからないしねえ」

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