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今、日本の「性」はどうなっているのか? 言葉と知識から見えること

「性」の近代日本誌(1)

いま、「性」に関して、どういう状況になっているのでしょうか。私たちのまわり、とくに日本語文化圏での、「性」の状況です。

個人的な意見ですが、いまの状況は、あまりよくつかめない・わからない、という感じがしています。何か不透明感があるように思われるのです。見通し感が無い、焦点が結ばない、と表現してもいいかもしれません。

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これについて、皆さんは、どう感じているでしょうか。もしかすると、世代や地域やジェンダー(男女差)やセクシュアリティ(性的欲望の形)などなどによっても違うと思います。ただ、私自身の場合は、個人的にはこういう感覚に、いま深く包まれています。

他方、この感覚の中にあって、この感覚自体について、分析してみたい、この感覚と状況の関係について、把握したり、図式化をしてみたい、そういう志向もあります。しかも、その志向はしだいに強くなってきてもいます。

そこで、この状況から、この状況を踏まえながら(といっても個人的感覚が今のところ基本ですが)、「性」について考えていく試みをここではしてみよう、と思います。その時、「言葉」と「知識」という視点も押さえつつ、「性」の近代日本誌について振り返っていきたいのです。そこに、分析や把握や図式化の手がかりがありそうだ、という予感があるからです。

 

2010年代の「性」

ではもう一度、いまの状況に戻りましょう。

2010年代に入ってからの「性」にまつわることがらですが、何が思い浮かぶでしょう?

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