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サービス付き高齢者住宅に引っ越し「老化がすすんだ」70歳女性の悲劇

介護のプロたちの証言

【前編】ケアマネは見た…!両手しばり、おむつ漏れは放置「劣悪老人ホーム」の異様すぎる実態では、ケアマネに相談せず劣悪な特養に入った81歳男性の悲劇をお伝えした。後編ではサービス付き介護住宅の「囲い込み」によって、老化がすすんでしまった例をお伝えする。

「限度額まで利用」の罠

囲い込みとは、サ高住や住宅型有料老人ホームに所属している「ヒモつき」ケアマネがサービスを過剰に利用させて勤務先に利益をもたらそうとする行為だ。

入居者に「介護保険でタダになるので、サービスは多く使うほうが得です」などと誘って、支給限度額目いっぱいまで使わせようとする。

「Cさんは、このサ高住と併設しているデイケアセンターに通わされて、リハビリや歩行介助など様々なサービスを使うように誘導されていました。

また、自力でトイレに行けるCさんの介護プランに『夜間の排泄介助』を組み込み、真夜中に叩き起こしてトイレまで連れて行くこともあったそうです。『さっき済ませたばかりだよ。頼むから寝かせてよ』と懇願しても無視されることも多いと聞きました」

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こうした施設を選ばないようにするためには、「当たり前の話ですが、入念な下調べがもっとも大切です」と介護アドバイザーの横井孝治氏は断言する。

「拙速に入居施設を選ぶことは絶対にやめてください。最低でも2〜3週間はかけて探すべきです。いくつか候補の施設を選んだら、ケアマネに相談したり、施設に電話をかけたりして入居者にどんなサービスを提供しているか話を聞いてください。

サ高住なら『サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム』というサイトで気になる施設を確認するのがいい。入居者が、どんなサービスを使っているのかが記載されています」

介護において大事なのは施設選びだけではない。「介護プラン」にも気を配るべきだ。介護プランとは、介護を必要とする人が適切な介護サービスを利用できるように、サービスの種類や内容を決める計画書のことを指す。

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