ズバリ「文災害」だ
この報道を見た韓国人からは、「文在寅大統領は経済を知らなさすぎる。そのせいで下げると公言していた住宅価格まで上昇したんだ」「コロナを言い訳にするな。コロナの感染が爆発する前から韓国経済は垂直落下していた」といった声や、「“文災害”は韓半島5000年の歴史上最も無能で汚れた政権として記憶されることだろう」「北朝鮮から指令されてわざと韓国を滅ぼしているのではないか」などという声すらあがっている。
なかには、「第2の国際通貨基金(IMF)危機がやってくるかもしれない…」と1997年12月に韓国が通過危機を経験し、IMFからの資金支援の覚書を締結した件を持ち出す声もあった。
これに関しては、「IMFはドル不足で起きたことだから、今回は流石にその心配はないだろう」「いまの韓国の大手企業は経営不振にもなっていない」と反論する者もいるが、それほど危機感が高まっているということは間違いないだろう。

先月のハンギョレ新聞は、韓国銀行の発表した「2021年7月末の外貨準備高」という資料をもとに、外貨準備高が4586億8000万ドル(約50兆4500億円)で史上最大となったことがわかったと報道した。
この数字だけを見ると韓国の世界8位(6月末時点)という順位に納得もいくが、韓国の外貨準備高は有価証券が4149億ドル(90.5%)、預金308億1000万ドル(6.7%)、金47億9000万ドル(1.0%)、IMFポジション46億7000万ドル(1.0%)、IMF特別引出権35億ドル(0.8%)という構成になっている。