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現役婦長が教える、医療崩壊から「自分と家族を守る」裏ワザ

【前編】「病院はあえて言わない…現役婦長が教える、医療崩壊から「自分と家族を守る」裏ワザ

受付で言うべきセリフ

とはいえ、いきなり現れた患者を、すべての病院がすんなりと迎えてくれるとは限らない。受け入れに難色を示された場合は、多少病状をオーバーに伝えても構わない。

「『一人ではまっすぐ歩けない』など、症状が思わしくないことを説明し、『ここで受け入れてもらえないと困る』とはっきり主張しましょう。大切なのは、決して『物わかりのいい患者』にはならないこと。

病院側は口先では難しいと言うかもしれませんが、医者やスタッフも、自分のさじ加減ひとつで死人が出て、責任問題になることは避けたい。『この患者を邪険に扱ったら面倒臭そうだ』と思わせるのです」(前出・婦長)

医者は、普段から世話になっている地域の「コネ」にも弱い。可能であれば、他の医師に加勢してもらう。

「いま住んでいる地域の民間病院なら、普段診てもらっているかかりつけ医にその場で電話をかけて、かわりに話してもらうのも手です。大病院にとって地域の病院は、患者を紹介してもらういわば『顧客』。地元の町医者に頼まれたら、まず断れない」(都内大病院の医師)

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こうした手立てを使えば、救急外来からスムーズに検査、入院まで進むことができる。

家族がコロナに感染し、しばらくして重篤な状態に陥った場合も、やはりタクシーに乗せてコロナ対応の病院まで連れて行くのが正解だ。

もっとも、コロナ患者を連れて普通のタクシーに乗ろうとすると、乗車を拒否される可能性が高い。そこで、利用したいのが、介護タクシーだ。

「通常は、介助が必要な高齢者の送迎に使われることが多いですが、多くの業者はコロナ患者の送迎にも対応している。なかには『民間救急搬送』サービスとして消防庁から認定を受けている業者もあります。料金も、迎車料と初乗り2kmをあわせて1500円程度と、通常のタクシーとそう変わりません」(前出・婦長)

さて、無事病院にたどり着いたとしても、むしろ「コロナだから」という理由で入院を堂々と拒否されてしまう可能性もある。多くのコロナ患者が医師の判断で自宅療養を強いられているなか、どうすれば受け入れてもらえるのか。

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