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70代で「家族の介護」を“生きがい”にした人を待ち受ける「残念な晩年」

「人生100年時代」を迎えようとしている昨今。健康で若々しいまま、長生きするにはどうすればよいのか? 老年医学の専門家で、著書『70歳が老化の分かれ道』がある和田秀樹氏は、親や配偶者の介護を「生きがい」にしてはいけない、と警告する。自分自身の晩年を悲惨なものにしないために、知っておくべき注意点を和田氏が語った。

介護は「時間つぶし」になる

70代になると、家族の介護に直面する人も増えてきます。配偶者を介護するだけでなく、最近は長寿化によって、70代の子が90代の親を介護するということも増えています。

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介護にかかわる際に、ぜひ、気をつけていただきたい点が1つあります。あなたが健やかな晩年を過ごしたいと考えるのなら、介護を「生きがい」にしてはいけないということです。

70代になって退職し、次の仕事や趣味などもなく、これといって毎日やることがなくなった人に限って、介護を次の生きがいにしてしまうケースがあります。

時間はとにかく自由になりますから、一生懸命、介護に取り組むことができます。すると、自分は相手の役に立っているという満足感は得られますし、介護される人から感謝されることもありますので、いっそう介護にのめり込んでいくのです。

しかしこういった介護へのかかわり方は、その人の晩年を駄目にしてしまう可能性が高いのです。介護される人も、介護してくれる家族が自分の介護で不幸になることを望んではいないはずです。

 

なぜ、介護にのめり込むと、その人の晩年が駄目になってしまうのでしょうか。

まず、介護とは、嫌な言い方をすれば、「時間つぶし」には最適だということがあります。やろうと思えば、あっという間に丸一日、それだけでつぶれます。そうなると、自分のための時間はまったくとれなくなります。

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