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とうとう「ジ・エンド」だ…菅首相、総裁選不出馬表明までの泥沼な「全真相」

反転攻勢のつもりが…

状況はまさには八方塞がりであった

菅義偉首相は9月3日午前、東京・永田町の自民党本部で開かれた臨時役員会で総裁選不出馬を表明した。菅政権は、9月16日の発足1年目を待たずして「ジ・エンド」が明らかになったのである。

そもそもこの数日間の菅首相(党総裁)が置かれていた状況はまさには八方塞がりであった。さらに菅官邸はもはや「泥船」状態にあるとまで言われていた。

少々、この間の経緯のお浚いをしてみたい。8月30日午後に菅首相が自民党の二階俊博幹事長を官邸に招き、幹事長を含む党4役交代の意向を示したことに始まった。

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歴代最長の約5年に及ぶ幹事長職に在る二階氏に対する反発・批判は最大派閥の清和会(細田派)、第2派閥の志公会(麻生派)から根強いものがあった。

そこに加えて岸田文雄前政調会長が26日の総裁選出馬会見で、党役員人事の「1期1年、連続3期まで」を打ち出した。表向きは「党刷新」アピールであったが、岸田氏は自ら退路を断って権勢を誇る二階氏に挑戦状を叩きつけたと、人事に象徴される独善的な二階執行部に不満を抱く中堅・若手が拍手喝采を送ったのである。

 

自民党の大幹部が「あの岸田会見は今までになかった“強さ”を感じた。岸田も腹を括ればできるんだね」と、筆者に対し手放しで褒めたのには驚いた。辛辣な人物評で定評がある方だけに驚いたのである。

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