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「デブは恋愛対象外」見た目のコンプレックスを煽る「マンガ広告」の深刻な問題点

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一方の日本も、大手企業は数年前から急速に、美しくあらねばダメといった価値観を煽る広告から脱却していこうとしている印象があります。これはSNSの普及もあり、海外の広告メッセージを受け取り、日本の広告メッセージとの違いが可視化しやすくなっているという要素も大きいでしょう。ただ、比較的に国内ではまだそういった動きは鈍く、日本は人権感覚に対して未成熟なのかもしれません」

 

最後に、西舘氏は「時代の風潮としては“露悪的なもの”より、“コンプライアンス意識の高いもの”が若者には好まれるようになってきた印象がある」と語ってくれた。

「マーケティングを専門とする企業が、全国の中学生、高校生、大学生に実施したアンケートでは、“SNSの広告を見て不愉快に感じたことがある”と答えた人が、91%にも及んだそうです。

幼少期からスマホなどのツールに触れ、倫理的な事柄に対して比較する嗅覚を持って育ったいわゆるZ世代が、今後“外見軽視系マンガ広告”に対して明確に『NO』と表明するようになれば、次第になくなっていくのかもしれませんし、若い世代の言葉を待つ前に、大人達が変えていけるような自覚を持つということも大事だと思います」

価値観は時代とともに移り変わっていくもの、そして広告はそんな時代を映す鏡とも言えるものだろう。“外見軽視系マンガ広告”がこの先も氾濫し続けるのか、衰退していくのか、注視していきたい。

(文=TND幽介/A4studio)

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