新型コロナは感染爆発を続け、特に感染力の強いデルタ変異ウイルスが猛威を振るう中、小児の感染者も急増している。

現在、12歳以上の小児であれば規定を満たせばワクチン接種が可能になっているが、まだ子どもの接種に対して不安を煽るような情報も多く、接種を希望する小児の割合は大人に比べて少ないのが現状だ。

8月下旬からメディアでは、一気に子どもの感染にまつわる情報で溢れたが、未だワクチンに関しては安心できる強いメッセージが非常に少ない。さらにネットには誤情報も目立つ。

そんな状況からか、子どものいる家庭のなかには “周囲の様子をみながら今後どうするか検討する”など、科学的根拠ではなく、世間の雰囲気を基準にワクチン接種を判断するという話もある。子どもの感染は防ぎたいが、ワクチンの情報が少ないがゆえに、ただただ不安な状況が続いているのではないだろうか。

新型コロナから子どもを守るため、今一番考えるべきことは“子どものワクチン接種”、あるいは接種ができない乳幼児の場合は“徹底すべき感染対策”についてだ。子どもの命にかかわる大切なことだからこそ、冷静な判断ができるよう、正確な最新情報を具体的かつ細かく、お伝えしていきたい。

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前編では子どもの感染と重症化についてお伝えしたが、後編では子どものワクチン接種と感染対策についてお伝えする。お伺いしたのは、新型コロナの最新情報を発信する「こびナビ」副代表の医師・池田早希先生。先生にも9歳の息子さんがいらっしゃる。医師としてはもちろん、親として、この局面をどう捉えているのか…という点にもぜひ注目したい。

池田早希医師 (9歳男児の母)
小児科専門医、米国小児科専門医、アメリカ熱帯医学学会認定医。
千葉大学医学部卒業後、沖縄県立中部病院、神奈川県立こども医療センターを経て、2015年に渡米。ミネソタ大学小児科でレジデンシー、ベイラー医科大学・テキサス小児病院 小児感染症科フェローシップ修了。2019年よりロンドン熱帯衛生大学院にて疫学修士課程所属。アメリカ・ヒューストンの小児病院に2021年6月まで勤務。
こびナビ」副代表 Twitter:@covnavi Instagram:@covnavi