2021.09.09
# 投資

「コロナ・バブル」の宴はいつまで続く? 今こそ金融のプロが伝えたい「投資の結論」

コロナ下での株高をもたらしてきた米国FRBの金融緩和策の縮小(テーパリング)開始が年内にも予想されるなか、今後、どのような投資戦略を取れば良いのだろうか? 日米の金融機関で取締役を歴任し、現在は東証1部上場企業のCFOで、『金融のプロが実はやっている最もシンプルで賢い投資の結論』(朝日新聞出版)の著者でもある北村慶氏に聞いた。

成長株、ゴールド、暗号資産……

筆者は、個人投資家の資産運用はインデックス投信への「長期・分散・積立投資」が基本であるべきと考えており、筆者自身もそれを実践し年率6%程度の安定した利回りを得ています。

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その安定したリターンをベースに、さまざまな運用も行っていますが、コロナで株式相場が急落した2020年3月、筆者は、超低金利・マイナス金利でメリットを得る資産への投資を考え、実践しました。

一般に金利が低下すると、成長(グロース)株が買われる、と言われます。実際に、米国でGAFAなどのテック系成長株が、コロナ下でも堅調に推移したことはご存じのとおりです。

 

昨年、筆者は、これら成長株に加え、金(ゴールド)や暗号資産(仮想通貨)に投資し、大きな利益を上げることができました。

こうした投資判断に至った背景については、2020年の8月13日付け朝日新聞のコラム「経済気象台」に寄稿した文章で、以下のように説明しています(寄稿文を要約)。

「コロナ感染拡大で経済活動が制約されるなか、主要国の株式市場は堅調だが、金(ゴールド)は株式以上に上昇し、史上最高値を更新し続けている。コロナ対策で各国の中央銀行が大量のマネーを供給し続け、米国を含む多くの先進国で実質金利はマイナスだ。マイナス金利の世界では、配当や金利を生まない金投資からもプラスのリターンを得ている計算になり、これが金の弱点を緩和し、大幅な価格上昇に繋がっている」

「配当や金利がないことや、希少性、匿名性があり、国家が流通量をコントロールできず、国境を超えて通用するという金の特徴は、そっくりそのまま暗号資産に当てはまる。ビットコインには中央銀行のような管理者が存在せず、デジタル上での“採掘上限”が定められている言わば『デジタル・ゴールド』だ」

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