全国民必読 長生きしたければ病院に行くな

余計な検査は受けないほうがいい、病気を作るだけだから
週刊現代 プロフィール

 つまり、基準が厳しいほど、製薬会社は薬の需要が増えて『ありがたい』わけですが、その基準を作る研究室には、寄付金という形で製薬会社から巨額の研究費が流れているのです」

メタボ健診は無意味

 メタボリックシンドロームは、もともと高度な肥満が社会的に問題視されているアメリカで生まれた考え方だが、それ自体が病気を指すわけではない。また、日本人にとってこの検査がどこまで必要なのかも不明だ。田中氏は、アメリカよりその基準を下げてまでメタボ健診を行う必要性は、「ゼロではないにせよ、かなり低い」と言い切る。

 帯津三敬病院(埼玉県川越市)名誉院長の帯津良一医師も、懐疑的に言う。

「昔は総コレステロールが250mg/dlより上だと危険とされていた。それがいつの間にか220mg/dlまで引き下げられています。かつては『健康』だった220~250mg/dlの間の人は、いまや『異常』な治療対象者です。220mg/dlという数字の根拠はきわめて不明瞭で、どなたかの陰謀のようなものも感じます」

 同じような疑問は、高血圧の治療においても言えるだろう。血圧が高いと判定される人は、人間ドックの全受診者の半数を占めている。

 それらの人々は、通院して血圧を下げるための降圧剤を飲むことになる。しかし、薬でいくら血圧を下げても寿命が延びることはない。むしろ副作用で短命になってしまうことさえあるという。その恐ろしさを、前出・岡田教授が指摘する。

「長年飲み続けた人は、心筋梗塞、自殺、事故などで死亡する割合が高くなっていることがわかっています。理由はさまざまですが、ある種の降圧剤はコレステロール値や中性脂肪値を上げてしまう予期せぬ作用があるのです。

 自殺や事故が増えるのは、血圧が下がり過ぎるためではないかと推察されています。これらは副作用ではなく、血圧を薬で強引に下げたために起こる反作用と言うべきでしょう。類似の現象が、糖尿病の薬にも認められています」

病院は必死で異常を探す

 さらに、日本特有の"検査漬け"体質は病院経営と不可分に結びついていると語るのは、前出の読売新聞記者・田中秀一氏だ。

「日本はCTやMRIといった高度な診断装置を備えた病院が非常に多い。高価な機器なので、せっせと稼働させないと経営が立ち行かなくなる。そこで検査、検査となるのですが、患者のほうも高度検査装置のある病院のほうが安心だという思いがあるのでしょう」

 その結果、世界でも類を見ない・検査漬け・医療が横行しているというのだ。

 検査も治療も医者任せというのでは、かえって病気になる―そうアドバイスするのは、諏訪中央病院(長野県茅野市)名誉院長の鎌田實医師だ。