2021.09.03
お菓子、書籍、賃貸物件まで「TikTok売れ」がいよいよスゴいことになっていた…!
TikTokで人気に火がつく
アプリダウンロード数の世界ランキング2020年版、第一位はTikTokだった(米App Annie調べ)。調査会社Sensor Towerによると、総ダウンロード数は30億を突破し、その勢いはとどまるところを知らない。
デジタルネイティブ世代と呼ばれる10~20代の「Z世代」と親和性が高いアプリだが、近年はユーザーの年齢層も広がってきている。
TikTokといえば、瑛人さんの『香水』、YOASOBI『夜に駆ける』など、いまや「音楽ヒットの起爆剤」として知られている。ユーザーがTikTokで曲を知り、サブスクなどストリーミングサービスへ移動する流れは、日に日に強力なものになっている。

さらに現在TikTokでは、お笑いやイラスト、ファッション、料理レシピ、ハウツーなど、ショートムービーであればどんなジャンルでも動画投稿しやすい土壌が形成された。ダンス中心だったコンテンツにも変化が見られるようになるなか、新たな現象も起きている。
それは、いわゆる「TikTok売れ」である。
音楽だけでなく、本、食品、不動産の賃貸契約に至るまで、TikTokで人気となり消費行動へと繋がっているのだ。本記事ではその事例を紹介しつつ、「TikTok売れ」の正体に迫る。