〔PHOTO〕Gettyimages

イーロン・マスクが事業化を目指す「人間がAIに対抗するための狂気の技術」BMIとは何か

新たなビジネスとして注目

脳にコンピュータやロボット・アームなどを接続し、頭の中で念じることで、これらマシンを操作する。あるいは脳から直接パソコンやスマホに情報を入力したり、逆にこれら外部の端末から脳に直接情報を送り込む。

まるでSFのような、こうした技術は一般に「ブレイン・マシン・インタフェース(BMI)」あるいは「ブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)」と呼ばれ、最近、急激に技術開発のペースが加速してきた。

たとえば今年7月には、脳卒中が原因で長年、重度の身体麻痺と言語障害に苦しんできた米国の男性患者が、脳にコンピュータを接続して自分の言いたいことをディスプレイに表示することによって、周囲の人たちと一種の「会話」をすることに成功した(図1)。

図1)今から18年前の脳卒中で言葉を話せなくなった男性が脳から念ずることで会話する様子
出典:https://www.youtube.com/watch?v=_GMcf1fXdW8&t=56s

 

これは米国の大学における臨床研究だが、こうした学術的な成果をベースに最近、著名起業家イーロン・マスク氏が新たに創業した米ニューラリンク社や、世界各国のIT企業等がこの分野に参入。各々事業化を図るなど、「BMI」は新たなビジネスとしても期待が高まっている。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら

関連記事

おすすめの記事