「婚姻費用」という落とし穴/photo by iStock
# 離婚

離婚するまで「毎月30万円」払い続けろって…「年収700万夫」を襲った「苦しすぎる法廷紛争」

「婚姻費用」という言葉を聞いたことはありますか? または、どのような費用を意味するかイメージが沸きますでしょうか?

離婚に関する「養育費」はよく聞くと思いますが、この「婚姻費用」はそれに比べるとやや馴染みが薄いのではと思われます。

今回はこの「婚姻費用」の問題で大変な目に遭った男性のお話です。

「婚姻費用」という落とし穴/photo by iStock

別居している妻から「生活費の請求」

東京都内のビルの一室。ここが私の経営する法律事務所です。主に個人事件を中心に取り扱っていますが、その中でも離婚事件や相続事件などの、家事事件を比較的多く取り扱っているタイプの事務所になります。

「1ヵ月前から別居している妻からの生活費の請求が厳しくて困っているんです。どうにかならないでしょうか」

相談者の松山瞬さん(仮名)は、奥さんの生活費の問題で困り果て、当事務所に相談されました。

瞬さんは40歳代後半で、関西在住の会社員。年収は約700万円とのことでした。東京近辺に在住の奥様である松山夏帆さん(仮名、30歳半ばでパート勤務。年収は約100万円)とは、半年の交際後に結婚して2ヵ月程同居して結婚生活を送っていたものの、夏帆さんとの金銭感覚の違いや性格の不一致で不仲になり、瞬さんが家を追い出されるような形で別居を開始することになりました。

 

なんでも、瞬さんは勤務先本社が関西にあり、テレワークしつつ東京近辺で暮らしていたのですが、夏帆さんとの別居を機に元々住んでいた関西に戻ったとのことでした。

二人で住んでいた賃貸マンション(瞬さんの名義で契約)には、現在も夏帆さんが住んでおり、その家賃10万円の他に生活費として20万円を支払えと強く言われているようで、「それでは私の手取りは10万円以下になってしまいます」と、瞬さんは嘆いています。

また、「妻とは結婚してすぐにお金のことや、今回の生活費のことで散々もめましたので、ヨリを戻すつもりは全くありません」と、夏帆さんとの早期離婚も希望されていました。

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