2021.09.02

憑かれたら、殺される…身長2m越えの女性「八尺様」の恐ろしすぎる実態

「ぽぽっぽ、ぽ……」
朝里 樹 プロフィール

思わずドアに近づいた報告者であったが、絶対に呼びかけないという祖父の言葉を思い出し、お札を握りしめて祈っていると、「ぽぽっぽ、ぽ」と八尺様の声が聞こえ、再び窓ガラスを手で叩くような音が聞こえてきた。それでも報告者は朝まで耐え、テレビのニュースで7時を過ぎたことを確認して部屋を出た。

ドアを開けると心配そうな顔をした祖母とKがおり、報告者を出迎えてくれた。

報告者が下に降りると彼の父親が来ており、庭に出ると何人かの男たちがいて、9人乗りのワンボックスのバンが1台あった。祖父の言う通りバンに乗り込んだ報告者は、ワンボックスの中列の真ん中に、八方を囲まれる形で座らされる。そして隣に座った50歳ぐらいの男性から「自分たちには何も見えないが、お前には見えてしまうから目を閉じて下を向いていろ」と告げられる。

 

報告者がその通りにしていると、ワンボックスを父親と祖父の車が前後に挟む形で発進。時速20キロもないゆっくりとしたスピードで走っていると、外から「ぽぽぽ」という声が聞こえてきた。

報告者はKからもらったお札を握りしめ、目を閉じて下を向いていたが、一瞬薄目を開けて外を見てしまった。

目に入ったのは白いワンピース。あの女が大股で車に合わせて移動しているようだった。その巨体が車内を覗き込むように頭を下げるのが見えたため、慌てて目を瞑り、お札を握りしめた。

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