「クリスタルIPA」の缶と瓶(MOON-X提供)
# ビール

「ジャパンブランド」を世界に発信する、斬新すぎる「クラフトビール」があった…!

次々とユニークな商品を出せる理由

注目度が高まるマイクロブルワリー

2021年の夏は猛暑となり、日本各地で35度以上の酷暑を記録した。体温を超える温度も観測されており、まだ非常に厳しい暑さが続く。猛暑は体に堪えるが、気温はビールの売上と関係が深い。気温が1度増えれば、1日で大瓶1000万本ものビール消費が増えるという調査もある。

ビールの歴史を紐解いてみると、最も古い説によれば、紀元前8000年くらいから、世界最古の文明であるメソポタミアの時代から飲まれていたようだ。日本にビールがもたらされたのは1860年。第一回遣米使節の玉虫左太夫がビールを嗜み、心地よい苦味を感想として記している。そして、1872年に渋谷庄三郎が大阪でビールの醸造および販売を行ったのが、日本におけるビール製造の嚆矢となった。

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そこから現在大手ビール会社として括られる4社も誕生していく。サッポロビールは1876年、キリンビールは1888年、アサヒビールは1889年、サントリーは1963年と、各社のルーツは古い。2020年におけるビール類のメーカー別シェアはキリンビールが37.0%、アサヒビールが35.4%で、トップ2社だけで70%を超える。第5位のオリオンビールのシェアが約1%であることを鑑みれば、大手4社の強大さがわかることだろう。

少子高齢化が進んだり、若者があまりビールを飲まなくなったりする影響で、ビール市場全体は縮小している。だがその一方で、小さなビール醸造所であるマイクロブルワリーは活況を呈している。

1994年に税法が改定され、ビール醸造免許の取得に必要となる年間生産量が200万リットルから6万リットルに改正されたことにより、小さなビール醸造所が誕生することになった。現在では全国に500以上ものマイクロブルワリーがあるという。

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