去勢前のオス同士はバトルの可能性も

次に、相性が良いと言われる組み合わせについて見ていこう。

一般に、新たにお迎えする2頭目が子猫、もしくは子猫同士の場合は受け入れられやすいと言われている。子猫の、体に対して大きな頭や眼は、人間のみならず、大人の猫もオスメスかかわらず「かわいい」と感じるようで、大人の猫の攻撃対象になりにくい。また、子猫自身もあまり気にせず先住猫になつくことが多く、うまくいくことが多い。

2頭目が成猫の場合は、相性次第で難しいことも多いが、なかでも「メス×オス」「メス×メス」はまだマシだと言われている。「オス×オス」はかなり難しく、特に未去勢オス同士は相当困難だろう。

オス同士はバトルしやすい。激しいケンカは血を見ることもあるので選択は慎重に。photo/Getty Images
担当編集の猫はメス同士だが年齢が近くイマイチ仲が悪い。この後もちょっとしたことでバトルに……。写真/伊藤学

また、「老猫×子猫」の組み合わせも、活動性の違いから老猫がうまく休息できず、トラブルになる可能性がある。ただし、うまくいくと、活発な子猫につられて老猫の生活にメリハリが出る、などのプラスの効果が認められることもあるようだ。

子猫はあっという間に成長して、すぐに成猫と同じくらいの高さまでジャンプができるようになる。犬×猫のように、高い場所に落ち着けるスペースを用意しても、すぐに子猫もそこまで行けるようになってしまう。先住猫が活動量の違いからゆっくり休めずストレスを感じていると判断したら、一定時間だけでも別々の部屋に隔離する、どちらかをケージに入れる時間を作る、など工夫して、意識的に休ませてあげることも必要だ。

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また、猫は環境変化などのストレスにより泌尿器系の病気になることも多い。神経質な子は、別の猫が使った後のトイレを使いたがらず、きれいになるまでトイレを我慢して膀胱炎になることもある。そもそも多頭飼育になると、誰がいつトイレに入ったかわかりにくくなり、病気の発見が遅れることもある。

おおげさに聞こえるかもしれないが、「1日おしっこが出ない」というだけで、若くて他に病気のない猫でも命を落とす可能性がある。これは多頭飼いでなくても気をつけてほしいことだが、「トイレは頭数+1個用意する」「いろんな部屋にトイレを置き、他の猫や人の目を気にせずトイレに入れる環境を作る」「トイレはこまめに掃除をして清潔を保つ」などのトイレ環境を整えることはとても大事だ。